福岡県北九州市八幡西区大浦1-13-2

ANIMAL BLOG

健康・予防・病気について

2015年6月2日 火曜日

理想の食餌は?

上の写真は、
愛犬マロン(ボ-ダ-コリ-体重20Kg)の
ある日の食餌です。

アイムスの缶詰
ドクタ-ズのドライフ-ド
ゆで卵
リンゴ
小松菜
サヤエンドウ
その他

完全手作りが理想ですが、
なかなか難しいです。

良質のドライフ-ドを中心に
味の付いていない肉や野菜をまぜて
与えるのが無難です。

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2015年5月20日 水曜日

多飲多尿

症状として
多飲多尿はめずらしくありません。

原因は
色々ありますが、

慢性腎臓病
糖尿病
肝不全
子宮疾患等を
疑わなければいけません。

上の写真は
副腎皮質機能亢進症の
症例です。

多飲多尿のほか、
多食やお腹のふくらみ、
皮膚が薄くなり
やぶれやすくなったりします。

超音波や血液検査により
院内で診断がつくようになりました。

多飲多尿は病気の兆候です。
 

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2015年3月31日 火曜日

難治性皮膚病 その3

シ-ズ-犬の治療前

治療後の写真です。

病名は、
本態性脂漏症

シ-ズ-犬、ラサ-プソなどは、
もともと内陸の
乾燥した環境に住む犬種です。
そのため皮脂の分泌の多いのが特徴です。

日本、特に九州は高温多湿のため、
皮脂の分泌の多さが皮膚病につながります。
体質の問題ですので完全に治ることはありませんが、
いい皮膚の状態を保つことはできます。

同じシ-ズ-犬でも
一頭一頭皮膚の状態は違います。

写真のワンちゃんは、
3から5日に一回
薬用シャンプ-で洗わないと
体がべたべたになって赤くなります。

しかし、残念ながら
頻繁に洗えばいいというものではありません。

シャンプ-の種類、
洗い方、
乾かし方等に細心の注意が必要です。



 

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2015年3月3日 火曜日

難治性皮膚病 その2

症状から、
急性湿疹(ホットスポット)と判断して治療しましたが
中々治りませんでした。
外科的に切除しましたが、
再発した為、
病理検査を実施しました。

診断名は
植物等の異物性肉芽種

大きくやや深く切除することによって
完治しました。

しかし異物の正体は
はっきりしません。

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2015年2月6日 金曜日

難治性皮膚病 その1

全身に毛玉があり、
体のあちこちの皮膚に潰瘍があり、
又、ひどい歯周病、口内炎があった為に
当院にて歯石除去および薬浴を行いました。

口の中はかなり改善しましたが、
皮膚の状態が改善しませんでした。

皮膚検査で細菌の増殖がみられたため、
抗生物質の投与と薬浴を繰り返しましたが、
目立った改善はみられませんでした。

そこで、皮膚の一部を病理検査に出しました。

判明した病名は「多型紅斑」

原因は不明です。

人にも薬等の副作用で起こることのある皮膚病です。

薬を変更したことにより、

徐々にではありますが改善してきました。

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2014年10月21日 火曜日

歯の手入れができない

歯ブラシや指サックで歯の手入れができない場合があります。

少しでも歯や歯茎に触れるのであれば、
上の写真の
天然の抗菌ジェル(写真右)
インタ-フェロンの粉(写真真ん中)
などを歯茎にぬるか、なめさせてください。

まったく触れない場合は、
飲み水に混ぜるキシリト-ル製剤(写真左)
のような物、
又は、歯周病予防用のガム(効果のある製品は限られます)
を与えてください。

詳しくは当院に直接お聞きください。

 

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2014年9月3日 水曜日

歯科研究会セミナ-参加

先日、日本小動物歯科研究会の実習セミナ-に参加してきました。

上の写真は、
歯内治療を行っているところです。

講師の先生方より熱心に教えていただき、
とても感謝しています。

日々の診療に
徐々に取り入れていこうと思います。

北九州市八幡西区大浦1丁目13の2
産業医科大学正門通り

森どうぶつ病院

 

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2014年8月15日 金曜日

夜鳴きについて

夜鳴きは、
無駄吠えの一種になるかもしれませんが、
高齢犬の痴呆による夜鳴きは、
無駄吠えとして考えるより
痴呆の一症状として考えたほうがよいと思います。

痴呆では、人と同じで
一言で言えば脳の老化現象により、
さまざまな症状が出現します。

はいかい(同じ方向に歩き回る)
食欲増加(すぐに食事をほしがる)
無表情
後退不能(あとづさりできない)
そして、飼い主の方が最も困るのが
夜鳴きです。

大きな声で鳴き続け、
近所迷惑になったり、
飼い主が寝れなかったりで、
深刻な状態になる場合もあります。

ただ、高齢犬(だいたい15歳以上)で夜鳴きするから
すべて痴呆とも限りません。

15歳前後だと
ほとんどの犬が耳が聞こえません。
又、白内障で視力が衰えています。
場合によっては、自分で立つことができない場合もあります。

目が見えず、耳が聞こえなければ、
不安になります。
飼い主を探して鳴く場合もあります。

立てない場合、
排便排尿をしたくて鳴く場合もあります。

何かを要求して鳴く場合は、
痴呆ではないと考えます。

ただ何を要求して鳴いているのか、
わからない場合もありますし、
頻繁に要求して鳴き続ける場合もあります。

痴呆にしてもそうでないにしても
夜鳴き(場合によっては一日中)によって
飼い主は日常生活に深刻な問題を引きおこします。

高齢犬の夜鳴きに対し、
声帯除去を行うことはありません。

それは、高齢であるため、
麻酔の危険性が高いこと、
一般的には何年間も続くことはないこと、
などの理由です。

対処としては、
内科療法が主になります。

色々な薬を処方しました。
改善した場合もあります。

痴呆も含め、老化現象によって起こる症状であれば、
完全に対処するのは無理だと思います。

個々の状態を考慮し、
試行錯誤しながら対処することになります。

お困りの場合は、
直接ご相談ください。

北九州市八幡西区大浦1丁目13の2
産業医科大学正門通り
JR折尾駅よりタクシ-で7~8分

森どうぶつ病院

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2014年7月28日 月曜日

熱中症に注意!!

上の記事は今月の読売新聞に載ったものです。

動物が暑さに弱いのは、
被毛が全身をおおっていて、
汗腺が人より少ないからです。

下毛(冬毛)は春頃より抜けてきますが、
下毛の多い犬種では、
完全に抜けきることはありません。

ブラッシングを毎日すれば、
早く下毛を取ることができますが、
結構時間がかかります。

バリカンで刈ってしまえば、
短時間で被毛をとることができます。

格好が気になる方は、
腹部のみでも刈れば効果はあります。

動物の最も大きなストレスのひとつが、
暑さです。

高齢、下毛の多い犬種、短頭腫では、
暑さが命取りになることがあります。

具体的には、直接ご相談ください。

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2014年6月4日 水曜日

ノミが増える季節です!

image1

日本全薬提供 監修 日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)今井先生

上の写真は、
ノミの拡大写真です。

犬につくノミもほとんどネコノミと言われています。

写真では茶色く見えますが、
実際には、黒く見えます。

ノミはすばしっこいですから、
多数いないと見つけられないことがあります。

ノミにかまれると非常にかゆみを感じるため、
なめると言うよりは、皮膚をかむようなしぐさをします。

梅雨時や夏場には、
10匹の成虫が、1ヶ月に約1,800匹に増えます。

残念ながら市販されているノミ駆除薬では、効果が弱すぎます。
動物病院専用の駆除薬は効果も安全性も証明されています。

ノミ又はマダニでお困りの場合は、ご相談ください。



 

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