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2024年3月27日 水曜日

ON-1(獣医歯科年間コース)を終えて

1年にわたって月1回、愛知県のパーク動物病院 愛知動物歯科の奥村聡基先生のもとで

「ON-1(獣医歯科年間コース)」という動物歯科の講義・実習セミナーに参加してきました。

毎月、病院を休むことで患者様や病院スタッフの方々にはご迷惑をおかけしました。

 

犬・猫の歯科診療を学び始めて5年程になりますが、

歯科についてのベーシックなことからアドバンスな知識や技術まで多くのことを学ばせていただき、先生方には感謝を申し上げます。

 

これからも犬・猫の歯の病気について、

飼い主の方々に多くの選択肢を与えられるよう、

また、「歯を通して動物の健康を考える」をモットーに一層研鑽を積んでまいります。

 

セミナーを通して同じ熱量を持った先生方と一緒に勉強することの楽しさを実感することができたのもよかったです。

 

森 俊輔

投稿者 ゆみこ歯科クリニック | 記事URL

2022年6月15日 水曜日

猫の口内炎や歯の病気について

猫の口臭・よだれの増加・口周辺を気にする症状(顔を振る、顔を掻く)、食欲低下などは、口腔内疾患の可能性があります。

このような症状がある場合には、まず口の中をチェックしてみましょう。

 

   
奥歯の歯垢や歯石を除去すると歯が溶けているのが確認できます。

  
このように歯が溶ける病気は、吸収病巣といわれ、激しい疼痛が認められます。

 


続いて、喉元(口腔尾側粘膜)に潰瘍や浮腫が認められる病気は、尾側口内炎といわれ、流涎や食べる時の疼痛が認められます。

 

このように、口腔内の疾患には歯周病や口内炎、歯が欠けていたり、溶けていたり、できものがあったりと様々な原因が考えられます。

気になる症状があればまずはご相談ください。

投稿者 ゆみこ歯科クリニック | 記事URL

2019年7月12日 金曜日

犬と猫の乳歯について

一般的に、イヌやネコの乳歯は生後1~2か月で生え始めて、5~7か月齢で永久歯へと生え変わります。

 

ヒトは乳歯が取れてから永久歯へと生え変わりますが、イヌやネコでは永久歯が生えてる最中に乳歯が脱落します。
よって、
永久歯への生え変わりの時期を過ぎても残っている乳歯(特に犬歯で多い)は、

①永久歯の不正咬合

②歯周病の原因

となる可能性があるため抜歯の対象となります。

 

乳歯の発見時期が遅いと抜歯をしても永久犬歯の不正咬合を防げないことがあるため、残存している乳歯は適切な時期に抜歯することをお勧めします。

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2017年12月6日 水曜日

歯が多い

上の写真のわんちゃんは、
歯が多いということで来院されました。

上下とも
外側の列の歯が乳歯
内側の列の歯が永久歯です。

正常では、
生後6ヶ月頃までに
乳歯が抜け、
永久歯がはえてくるのですが、
乳歯が抜けずに残ることがあります。

乳歯残留と言います。

体重5Kg以下の超小型犬に多く見られます。
上の写真のように多数の乳歯が残ることは少ないですが、
犬歯の乳歯が残っている小型犬はよく見ます。

歯並びが悪くなったり、
歯垢歯石がつきやすいなどのため、
生後6ヶ月をすぎている場合は、
早めに乳歯抜歯をお勧めします。

一般的には、
不妊手術と同時に行うことが多いです。

詳しいことは、
当院に直接お聞きください。

投稿者 ゆみこ歯科クリニック | 記事URL

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