2017年8月30日 水曜日
猫の毛球症

上の写真は、
鎮静剤を使用した時に、
その影響でこのような毛玉を吐く猫ちゃんが時々います。
鎮静剤を使って吐かなければ、
上のかなり大きな毛玉が
胃の中に長期とどまっていた可能性があります。
時々吐く、
急に食べなくなる、
毛づくろいがはげしい、
長毛である、
便に毛が多く混じる
等があれば
毛球症に気をつけてください。
対策としては、
毎日ブラッシングをする、
バリカンで毛を刈る(サマーカットと言います)
ラキサトーン等の毛玉防止用の薬を与える
などがあります。
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|2015年7月24日 金曜日
もう少し早く
上の写真は
昨日歯石除去したわんちゃんの処置前の写真です。
大部分の歯は
ぐらついていて
抜歯せざるをえませんでした。
できることなら
もっと前に処置をしていたら
多くの歯は残せたかもしれません。
幼少時よりの歯の手入れを
お勧めしていますが、
毎日歯の手入れをするのは
思った以上に根気のいることです。
なおかつ
1から2年に一回は
全身麻酔下での
超音波スケラ-等を使用しての
歯石時除去が必要となります。
歯の状態を健康に保つのは
けっこう大変です。
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|2014年10月21日 火曜日
歯の手入れができない

歯ブラシや指サックで歯の手入れができない場合があります。
少しでも歯や歯茎に触れるのであれば、
上の写真の
天然の抗菌ジェル(写真右)
インタ-フェロンの粉(写真真ん中)
などを歯茎にぬるか、なめさせてください。
まったく触れない場合は、
飲み水に混ぜるキシリト-ル製剤(写真左)
のような物、
又は、歯周病予防用のガム(効果のある製品は限られます)
を与えてください。
詳しくは当院に直接お聞きください。
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|2014年9月3日 水曜日
歯科研究会セミナ-参加

先日、日本小動物歯科研究会の実習セミナ-に参加してきました。
上の写真は、
歯内治療を行っているところです。
講師の先生方より熱心に教えていただき、
とても感謝しています。
日々の診療に
徐々に取り入れていこうと思います。
北九州市八幡西区大浦1丁目13の2
産業医科大学正門通り
森どうぶつ病院
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|2014年8月15日 金曜日
夜鳴きについて
夜鳴きは、
無駄吠えの一種になるかもしれませんが、
高齢犬の痴呆による夜鳴きは、
無駄吠えとして考えるより
痴呆の一症状として考えたほうがよいと思います。
痴呆では、人と同じで
一言で言えば脳の老化現象により、
さまざまな症状が出現します。
はいかい(同じ方向に歩き回る)
食欲増加(すぐに食事をほしがる)
無表情
後退不能(あとづさりできない)
そして、飼い主の方が最も困るのが
夜鳴きです。
大きな声で鳴き続け、
近所迷惑になったり、
飼い主が寝れなかったりで、
深刻な状態になる場合もあります。
ただ、高齢犬(だいたい15歳以上)で夜鳴きするから
すべて痴呆とも限りません。
15歳前後だと
ほとんどの犬が耳が聞こえません。
又、白内障で視力が衰えています。
場合によっては、自分で立つことができない場合もあります。
目が見えず、耳が聞こえなければ、
不安になります。
飼い主を探して鳴く場合もあります。
立てない場合、
排便排尿をしたくて鳴く場合もあります。
何かを要求して鳴く場合は、
痴呆ではないと考えます。
ただ何を要求して鳴いているのか、
わからない場合もありますし、
頻繁に要求して鳴き続ける場合もあります。
痴呆にしてもそうでないにしても
夜鳴き(場合によっては一日中)によって
飼い主は日常生活に深刻な問題を引きおこします。
高齢犬の夜鳴きに対し、
声帯除去を行うことはありません。
それは、高齢であるため、
麻酔の危険性が高いこと、
一般的には何年間も続くことはないこと、
などの理由です。
対処としては、
内科療法が主になります。
色々な薬を処方しました。
改善した場合もあります。
痴呆も含め、老化現象によって起こる症状であれば、
完全に対処するのは無理だと思います。
個々の状態を考慮し、
試行錯誤しながら対処することになります。
お困りの場合は、
直接ご相談ください。
北九州市八幡西区大浦1丁目13の2
産業医科大学正門通り
JR折尾駅よりタクシ-で7~8分
森どうぶつ病院
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|2014年6月4日 水曜日
ノミが増える季節です!
![]() | |
日本全薬提供 監修 日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)今井先生 上の写真は、 犬につくノミもほとんどネコノミと言われています。 写真では茶色く見えますが、 ノミはすばしっこいですから、 ノミにかまれると非常にかゆみを感じるため、 梅雨時や夏場には、 残念ながら市販されているノミ駆除薬では、効果が弱すぎます。 ノミ又はマダニでお困りの場合は、ご相談ください。 |
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|2014年4月28日 月曜日
麻酔は危険なのか?

上の表は、酪農学園大学の山下和人先生が
CLINIC NOTE No.62に発表されたものです。
犬や猫に不妊手術をするとか、歯石除去等を行う場合、
どうしても全身麻酔が必要になります。
その場合、皆さんがご心配なことは、
全身麻酔は危険ではないのか、ということだと思います。
どの程度の麻酔の危険性があるかを知るには、
健康状態、年齢等,各種検査結果によって
その動物の全身状態のランク分けをします。
ASAのクラス分類
クラスⅠ 疾患のない正常な状態
クラスⅡ 軽度の全身疾患のある状態、老齢,新生児
クラスⅢ 中等度の全身疾患のある状態
クラスⅣ 重度の全身疾患のある状態
クラスⅤ 24時間以内に死亡することが予測される状態
上の表でわかるように
クラスによって死亡率が変わってきます。
(クラスⅠで0%、クラスⅡで0.47%、クラスⅢで6.0%、
クラスⅣで22.2%)
この死亡率を多いと見るか、少ないと見るか。
人によってその判断が変わってきます。
そして上の表はあくまで酪農学園大学での統計ですので、
すべての動物病院が同じだとはいえません。
死亡率を低くするためには、麻酔薬の選択等、
色々な事を考慮しながら行わなければいけません。
具体的なことについては、直接当院にお聞きください。
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|2014年2月26日 水曜日
顔がはれる

急に顔がはれることがあります。
色々と原因があると思われますが、一つの原因は歯です。
歯の根元の感染が悪化し、多くは目の下を中心に顔がはれる場合があります。
専門的には、根尖周囲病巣と言います。
顔がはれたら口の中をのぞいてみてください。
歯石が多く付着していませんか?
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