福岡県北九州市八幡西区大浦1-13-2

2017年12月6日 水曜日

歯が多い

上の写真のわんちゃんは、
歯が多いということで来院されました。

上下とも
外側の列の歯が乳歯
内側の列の歯が永久歯です。

正常では、
生後6ヶ月頃までに
乳歯が抜け、
永久歯がはえてくるのですが、
乳歯が抜けずに残ることがあります。

乳歯残留と言います。

体重5Kg以下の小型犬に多く見られます。
上の写真のように多数の乳歯が残ることは少ないですが、
犬歯の乳歯が残っている小型犬はよく見ます。

歯並びが悪くなったり、
歯垢歯石がつきやすいなどのため、
生後6ヶ月をすぎている場合は、
早めに乳歯抜歯をお勧めします。

一般的には、
不妊手術と同時に行うことが多いです。

詳しいことは、
当院に直接お聞きください。

投稿者 ゆみこ歯科クリニック | 記事URL

2015年7月24日 金曜日

もう少し早く


上の写真は
昨日歯石除去したわんちゃんの処置前の写真です。

大部分の歯は
ぐらついていて
抜歯せざるをえませんでした。

できることなら
もっと前に処置をしていたら
多くの歯は残せたかもしれません。

幼少時よりの歯の手入れを
お勧めしていますが、
毎日歯の手入れをするのは
思った以上に根気のいることです。

なおかつ
1から2年に一回は
全身麻酔下での
超音波スケラ-等を使用しての
歯石時除去が必要となります。

歯の状態を健康に保つのは
けっこう大変です。

 

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2014年10月21日 火曜日

歯の手入れができない

歯ブラシや指サックで歯の手入れができない場合があります。

少しでも歯や歯茎に触れるのであれば、
上の写真の
天然の抗菌ジェル(写真右)
インタ-フェロンの粉(写真真ん中)
などを歯茎にぬるか、なめさせてください。

まったく触れない場合は、
飲み水に混ぜるキシリト-ル製剤(写真左)
のような物、
又は、歯周病予防用のガム(効果のある製品は限られます)
を与えてください。

詳しくは当院に直接お聞きください。

 

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2014年9月3日 水曜日

歯科研究会セミナ-参加

先日、日本小動物歯科研究会の実習セミナ-に参加してきました。

上の写真は、
歯内治療を行っているところです。

講師の先生方より熱心に教えていただき、
とても感謝しています。

日々の診療に
徐々に取り入れていこうと思います。

北九州市八幡西区大浦1丁目13の2
産業医科大学正門通り

森どうぶつ病院

 

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2014年4月28日 月曜日

麻酔は危険なのか?

上の表は、酪農学園大学の山下和人先生が
CLINIC NOTE No.62に発表されたものです。

犬や猫に不妊手術をするとか、歯石除去等を行う場合、
どうしても全身麻酔が必要になります。

その場合、皆さんがご心配なことは、
全身麻酔は危険ではないのか、ということだと思います。

どの程度の麻酔の危険性があるかを知るには、
健康状態、年齢等,各種検査結果によって
その動物の全身状態のランク分けをします。

ASAのクラス分類

クラスⅠ 疾患のない正常な状態
クラスⅡ 軽度の全身疾患のある状態、老齢,新生児
クラスⅢ 中等度の全身疾患のある状態
クラスⅣ 重度の全身疾患のある状態
クラスⅤ 24時間以内に死亡することが予測される状態

上の表でわかるように
クラスによって死亡率が変わってきます。
(クラスⅠで0%、クラスⅡで0.47%、クラスⅢで6.0%、     
 クラスⅣで22.2%)

この死亡率を多いと見るか、少ないと見るか。
人によってその判断が変わってきます。

そして上の表はあくまで酪農学園大学での統計ですので、
すべての動物病院が同じだとはいえません。

死亡率を低くするためには、麻酔薬の選択等、
色々な事を考慮しながら行わなければいけません。

具体的なことについては、直接当院にお聞きください。

 

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2014年2月26日 水曜日

顔がはれる

急に顔がはれることがあります。

色々と原因があると思われますが、一つの原因は歯です。

歯の根元の感染が悪化し、多くは目の下を中心に顔がはれる場合があります。
専門的には、根尖周囲病巣と言います。

顔がはれたら口の中をのぞいてみてください。
歯石が多く付着していませんか?

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