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2024年10月25日 金曜日
11月の休診日のおしらせ&尿検査
11月の休診日は
毎週木曜日 と
4日(祝日)、17日(第3日曜日)、23日(祝日)です。
3日(第1日曜日)臨時休診
3日は都合により臨時休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけ致しますが、よろしくお願いいたします。
今月は当院での尿検査についてお話したいと思います。
今年で7歳になる我が家のわんこ🐶
頻尿・血尿などの症状はないけれど、今まで尿検査をしたことがないので
どういう結果になるのか…ドキドキ。
まず尿を容器に入れます(病院に行く当日に採尿します)。
午前中に来院する場合は午前にした尿を、午後に来院する場合は午後にした尿が理想です。
また、採取した時間を書いておくと良いですね。
①尿の色調と混濁度を肉眼的に評価します。
今回は、黄色で軽度の混濁があります。
②尿試験紙を用いて潜血や尿pH、尿糖などを調べます。
尿試験紙に、スポイトで1滴ずつ尿を浸します。
余分な尿はティッシュに吸い込ませ、機械にセットし測定します。
③尿比重と尿沈渣を調べます。
容器に入れた尿を機械で遠心分離させると、底に沈砂が溜まります。
遠心後の上清(上澄み)で尿比重を測定します。
残った沈査と少量の尿を混濁させ、スライドグラスに1滴のせ顕微鏡で観察します。
尿比重は1.028で正常範囲内でした。
(正常値は 犬:1.025~1.040、猫:1.035~1.050)
尿沈渣ではシュウ酸カルシウムという尿結石が見つかりました。
症状もなく結晶が沢山あるわけではないので、様子見になりました。
いつもは尿を持って来て下さい~、と伝える側ですが、今回は実際に尿を採取して持っていく側でした。
なので、ちゃんと採れるか、ゴミか入ったりしないかな、とドキドキしました。
ペットシーツにしてくれるのを待ってましたが、なかなかしてくれず…
散歩に行くとすぐにマーキングをするので、
排尿姿勢になった瞬間に紙皿を出して、尿を採るのに必死でした(笑)
飼い主さんの大変さが改めて分かりました。
症状がなく健康な子でも、実際に検査するとその子の今の全身状態を知ることができます。
気になることがあれば、いつでもお気軽にお尋ねください。