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2014年4月28日 月曜日

麻酔は危険なのか?

上の表は、酪農学園大学の山下和人先生が
CLINIC NOTE No.62に発表されたものです。

犬や猫に不妊手術をするとか、歯石除去等を行う場合、
どうしても全身麻酔が必要になります。

その場合、皆さんがご心配なことは、
全身麻酔は危険ではないのか、ということだと思います。

どの程度の麻酔の危険性があるかを知るには、
健康状態、年齢等,各種検査結果によって
その動物の全身状態のランク分けをします。

ASAのクラス分類

クラスⅠ 疾患のない正常な状態
クラスⅡ 軽度の全身疾患のある状態、老齢,新生児
クラスⅢ 中等度の全身疾患のある状態
クラスⅣ 重度の全身疾患のある状態
クラスⅤ 24時間以内に死亡することが予測される状態

上の表でわかるように
クラスによって死亡率が変わってきます。
(クラスⅠで0%、クラスⅡで0.47%、クラスⅢで6.0%、     
 クラスⅣで22.2%)

この死亡率を多いと見るか、少ないと見るか。
人によってその判断が変わってきます。

そして上の表はあくまで酪農学園大学での統計ですので、
すべての動物病院が同じだとはいえません。

死亡率を低くするためには、麻酔薬の選択等、
色々な事を考慮しながら行わなければいけません。

具体的なことについては、直接当院にお聞きください。

 

投稿者 有限会社森どうぶつ病院

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